はじめに
よりよい街づくりに こうけんしよう!!
よりよい青年であるよう己をきたえよう!!
古河市の青年が若人として限りない、未来への夢実現のため、英知と勇気と情熱をもって、個々の出合いを大切にしつつ、よりいっそう大きな友情の輪をつくるべく集まり古河青年会議所は誕生しました。
そして、どんな時代の中でも、かけがえのない仲間と共に、まちに対する熱い想いと情熱を持って我々JAYCEEは活動してきました。
古河青年会議所は今年45周年という節目を迎え、改めて、先輩諸氏の活動と取り組みに敬意と感謝の気持ちを持ち、これからも地域を動かす青年団体である一人のJAYCEEとして、地域を見つめ、社会の発展に向けた活動やリーダシップを発揮し、持続可能な社会の構築に貢献していこうではありませんか。
~盟友との出逢い~
人が一生の中で他の人と出逢う可能性は非常に多様です。現代社会の中では、移動手段やコミュニケーション技術が発展しているため、他の地域や他国とも容易に交流することが可能な時代となりました。
一生の中で出逢う人々は個人によっても異なりますが、学校・職場・趣味の場・オンラインコミュニティなど、人々との出逢いが人生を豊かにし、それらの出逢いが個々の人生において大きな影響を与えることに間違いありません。
しかし、『盟友』と言える仲間に出会える可能性は人生の中で、どれほどあることなのでしょうか。
盟友との出逢いは、非常に特別な経験です。強い絆や信頼を持ち、共通の目標や価値観を共有し、困難な状況や試練に直面しても互いに支え合い、協力して進むことができる最高の仲間です。
だからこそ、青年会議所を通して出逢った仲間は、『盟友』となり、人生において非常に大きな意味を持つ、人間関係の中でも特別な存在となるのです。
青年会議所の運動・活動をするということは、互いに深い信頼を築くことができるかけがえのない瞬間の場でもあります。
~故郷への想い~
「地域(まち)づくりはひとづくり」「ひとづくりは夢づくり」という言葉を、各先輩方から教えていただきました。
自分が生まれ育ち、日々活動している故郷を一人一人が心から強く想い、情熱を持って行動ができなければ、まちづくりはできません。
人口減少、少子高齢化、地域経済の縮小、中心市街地の衰退といった様々な問題が年々深刻化していく中で、まずは一つ一つの問題と向き合い、故郷への想いを持っていただきたい。
特に、この数年間は、新型コロナウィルスや自然災害、世界情勢によって不安定で目まぐるしく変化する中、我々のまちにとっても大きな変革期であると考えます。
よりよいまちづくりに貢献してきた古河青年会議所が先導者として、地域の魅力を発信し、長期的な視点でまちのことを考え、未来へと継承していくために今できることを一歩一歩進めていきましょう。
~魅力溢れるリーダー~
社会は人々によって構成されています。そして、社会においてリーダーという存在は必要不可欠であり、様々な面で重要な役割を担っています。JAYCEEは地域のリーダーであり、青年経済人として魅力ある存在でいなければいけません。
このリーダーという存在価値が薄れてしまった場合、社会においても地域においても方向性が不明確になり、ビジョンや共通の目標を見失うことになります。
他人を尊重し、信頼を築き上げ、周囲にポジティブな影響を与えながら私たち一人一人が当事者意識を持って、社会の持続的な発展と調和に貢献していきましょう。
~次代を担う子供たち~
どんな時代にあっても、子供たちへの想いはとても尊いものです。子供たちには無限の可能性があり、明るい未来が待っています。
私たちが今、平和に繁栄を築けているは、先人たちの弛まぬ努力と、多くの犠牲の上にあることを決して忘れてはいけません。歴史を大切にし、戦争の悲劇を忘れないことは、平和な社会を築くためにとても重要です。戦争を繰り返さないために、私たちがその記憶と教訓を守っていく『平和学習』により、平和に関する理解を深め、対話や協力のスキルを向上させることで、偏見や差別を乗り越え、異なる文化や背景を尊重する態度を醸成することに役立ちます。
平和学習は子供たちにとって、より平和で調和のある社会を築くための基盤作りに欠かせないものです。
環境と自然への触れ合い
子供たちは自然に触れることで、好奇心や学びの機会が広がります。自然を通して、自由な遊びをし、創造性や想像力を発揮する機会を提供することで、子供たちの好奇心や学びに繋がり、心身ともに良い影響を与えます。
その中で、自然と密接に関係してくるのが環境問題です。環境問題は地球全体の共通課題であり、国際的にも課題が取り組まれています。自然と触れ合うことで、子供たちが環境問題を考え、大人と一緒に持続可能な開発と環境保護の両立について、より多くの人々が意識を高めて行動することが、環境問題解決への鍵となります。
~組織として~
社会とルールは密接に関わっており、ルール遵守は社会や組織の安定や秩序を維持するために非常に重要です。
青年会議所では20歳から40歳までという時間の枠組みの中、単年度制を設け、1年ごとに役職やメンバーが入れ替わるといった特徴があります。これまで先輩諸氏が組織のルールを遵守し、社会の変化に対応しながら、秩序と品格を持って活動をされてきたからこそ、45年間という長い年月を古河青年会議所は脈々と歩み進めてくることができました。
近年の古河青年会議所では、会員数は減少する一方で、アカデミー会員数が増え、個々の会員の育成が急務となっています。
古河青年会議所の運動と魅力、存在意義を地域に向けて発信していくからこそ、改めて個々の会員の行動が、組織全体に影響を及ぼすことを十分に理解し、ルールを守ることで、組織がより良い方向に発展し、皆の幸福と繁栄に繋がります。
~結びに~
「和を以て貴しと為す」この言葉は、私が教訓を得た言葉であり、聖徳太子が制定した十七条憲法第一条にでてくる言葉です。
この言葉には2つの意味があります。
1つ目は『なにをするにしても、あまり怒らずに和を大切にすることが重要である』これは皆が相手を尊重し合い、認めあって協調することがなによりも尊いものということ。誰かに失敗や間違いがあっても、過失に怒らず、協力・協調・協和をしていこうということです。
2つ目は『しっかりと話し合いをする』争いを避けるだけが、和を大切にすることではなく、安易に妥協をせずにお互いが納得できるまでしっかりと議論をするべきという考え方が含まれています。
この言葉と意味合いが、今の青年会議所の運動に必ず精通してくると私は確信しています。
青年会議所では成功は約束されてはいないが、成長する場は約束されて
います。例え、失敗したとしても次に失敗を生かせばいい。失敗を恐れず、
ピンチをチャンスに変えればいい。
先の成功に向けて、盟友と共に、協力・協調・協和をしながら会員同士
がしっかりと和を以って妥協せずに議論をすれば、その先にある景色は必
ず輝くものであると信じています。
2024年度は、全員が主役。メンバーがそれぞれのポジションの責務
を全うし、共に成長していきましょう。